FC2ブログ

記事一覧

富士ネオパン16ミリ・8ミリの発売時期

あまり細かいことにこだわり過ぎるのはよくないと思うのですが、でも知りたい・・・ので、富士フイルムのネオパン16ミリ・8ミリフィルムの発売時期について調べてみました。

そもそもは、前に書いた「続 さくらU.S.パンクロの発売時期」で引用した『映画技術』24号(1952年10月発行)に、「11月初旬を期して富士フィルムの反転用フィルム「ネオパンS」が16mm及び8mm両サイズに亙って発売されることになった。」と載っていたことから、疑問が始まりました。
実際、『映画技術』26号(1952年12月発行)の表4にも、「小型映画フアン待望の素晴らしい反転フイルムを発売いたしました 早速御使用ください」という惹句とともに、広告も掲載されています。

一方で、富士フイルムの社史『富士フイルム50年のあゆみ』(1984年10月発行)の巻末に載っている「主要製品発売実績一覧」では、ネオパン反転16ミリ・8ミリは、ともに1953年1月の発売になっています。

もうひとつの社史、『創業25年の歩み』(1960年1月発行)を見てみたら、270ページにこうありました。

また、こうしたカラー現像のほかに、16mm・8mmの黒白反転フィルムが昭和27(1952)年に発売されてからは、これの現像も引き受けた。

でも、同じ社史の中で、この当時の新製品を紹介している箇所(286ページ)や巻末の年表は、1953年1月発売になっています。これは執筆した方も「おやっ?」と思ったのか、誤植なのか・・・今となっては分かりません。

当時の雑誌を探してみると、以下の二つに発売の記事が載っていました。

  • 『CAMERA』1952年11月号
  • 『アサヒカメラ』1952年12月号

この時期、富士フイルムはいろんな新製品を一気に発表してるようで、ネオパン16ミリ・8ミリもそのひとつとして紹介されています。

これは何というか、調べるほど、よりモヤッとする感じがしてきました(^^;)。雑誌だけ見ると、ネオパン16ミリ・8ミリは1952年11月~12月頃の発売のようですが、雑誌の掲載が発売時期とも限りません。1952年11月を目指して発売しようとしていたけれど、事情があって1953年1月にずれてしまったのか、1960年発行の社史の年表には「1953年1月発売」となっているので、その後の社史にもそれを生かしたのか・・・発売時期を確定するのは本当に難しいことだと改めて思いました。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kogatasha0808

Author:kogatasha0808
文京区千駄木で活動しているコガタ社と申します。
ご家庭や地域で保管されている8ミリ・16ミリフィルムを中心に、状態や内容の調査、機材貸出・メンテナンスなどをお引き受けしています。
ここでは、主に小型映画について時おり調べたことを書いていきたいと思います。

検索フォーム

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

アクセスカウンター