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さくらU.S.パンクロの発売時期

戦後発売された小西六さくらの8ミリフィルム、さくらU.S.パンクロの箱で、一度きりしか見たことのない箱があります。
sakuraUSpan1.jpg 

『小型映画』1956年7~10月号の小西六の広告に、ほぼ同じデザインの16ミリリバーサルの箱が載っているので、黄色と緑の箱になる前の、再発売当初の箱なのかな、と思います。

そのことが載っている記事や広告を見てみたい、と思いはじめて、どのあたりに出てきそうなのか、上限と下限を決めようと、いくつか写真の雑誌をめくりました。

上限は、『日本カメラ カメラ買物帖』(1952年9月発行臨時増刊)に載っている当時の国産フィルム一覧です。ここには小型映画フィルムはありません。フィルムの価格は1952年8月1日~の小売価格とのことです。

下限は、『アサヒカメラ』1953年10月号に載っている、塚本閤治さんの「小型映画を始める人のために」という記事です。その時に入手できる、カメラ・映写機・フィルムが一覧で載っていて、フジ・さくらとも白黒8ミリフィルムは25ftで750円とあります。

このふたつの記事の間、1952年8月頃から1953年10月頃までの雑誌に何かしら出ているかもしれない、と思って、各誌の新製品の情報が載っているページや、小西六の広告を探しました。

でも、出てこないのです。広告にも触れられていません。再発売でもあるし、そんなに主力の商品でもないし、ほとんど宣伝せずに商品ラインナップに加えたのかなぁ、と思えてきました。

少し頼りになりそうなのは、小型映画専門店・銀座さくら屋の広告です。アルスの『CAMERA』1952年12月号に、初めて「サクラグラフ コニグラフ さくらシネフィルム」という文字が見えます。富士フイルムのネオパン8ミリ・16ミリリバーサルが1953年1月発売なので、小西六もそれを追うように売り出したのかもしれません。

でも、薄い、小さな頼りすぎますね(^^;)。もう少し、見てみたい、という資料があるのですが、なかなか見つからなかったり、そんなに行けない場所に所蔵されていたりしていて、今のところはこのまま、宿題です。

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Author:kogatasha0808
文京区千駄木で活動しているコガタ社と申します。
ご家庭や地域で保管されている8ミリ・16ミリフィルムを中心に、状態や内容の調査、機材貸出・メンテナンスなどをお引き受けしています。
ここでは、主に小型映画について時おり調べたことを書いていきたいと思います。

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