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記事一覧

三吉写真興業・吉川商会の手がかり

旭日写真工業製と思われる、8ミリのヒノマル・クーパーフィルムを発売していた三吉写真興業と、16ミリのラグハ・クーパーフィルムなどを出してた吉川商会は同じ所在地(東京市京橋区銀座1-5)という記事を以前に書きました。その手がかりをつかめそうな記事や広告が、『日本写真興業通信』にありました。1940年1月1日号(101号)に東京府北多摩郡久留米村にある興建写真フィルム工業所から「コーケンフィルム」が近日発売、という...

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さくらカラーの試作品

ここ2年、8月のお盆の時期に、国立映画アーカイブ図書室に所蔵されている『NACSAニュース』を読んでいます。全部に目を通すには来年までかかりそうですが、他の雑誌で見る小型映画の作り手の方々のことや、スライドや幻燈の歴史についても載っていて、いろいろと楽しいです。フィルムについては、少しまた新しいことが分かりました。ひとつは、前に書いた、富士ネオパン16ミリ・8ミリの発売時期です。1953年1・2月号(4巻1号)の巻...

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フジW8のエッジコード

フィルムの端に小さく記載されている文字や記号をエッジコードと言います。8ミリや片目の16ミリだと、パーフォレーションの側にあって、KODAKは記号でフィルムの製造年が分かるようになっています。https://www.filmforever.org/Edgecodes.pdfこれと同じことを、フジやサクラでもやりたいな・・・というのは、長年の思いでした。いろんな作業に取り紛れて、今までできませんでしたが、このブログで、フィルムの箱の年代がぼんやり...

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ヒノマルフィルムふたたび

少し前に、別のことを確認したくて読み直していた小西六の社史『写真とともに百年』(普及版)の「国産フィルムのはじめ」の章に、以下のようにありました。その後も、旭日写真工業はパックフイルム、ASKプロセスフィルム(昭和四年)、トキワフィルム、ASKエツキスレーフィルム(昭和五年)、トキワハイクローム9.5ミリフィルム、菊パンクロフィルム(昭和九年)、菊Aクロームフイルム(昭和十一年)、ヒノマル8ミリシネフィルム...

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東京都の企画制作作品 その2 東京都教育庁

東京都教育庁は主に日本教育テレビ(NET)→テレビ朝日で番組を企画・提供していました。一番長く続いた『東京のこだま』は、都立中央図書館に『東京のこだま』(東京都教育委員会編 1969年、1975年、1979年)という冊子があって、各回の題名・内容が一覧になっています。さらに、教育庁の年報『東京都の教育』には、他にも企画・提供していた番組があったことが触れられています。これも都立多摩図書館に16ミリフィルムが所蔵され...

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東京都の企画制作作品 その1 東京都映画協会

またしばらく投稿の間隔が空いてしまいました。前回に引き続き、東京都の話です。都立中央図書館に東京都映画協会(都映協)についての資料がいくつかあって、ときどき調べることがあります。一番最初に手に取ったのは、『都映協35年史』(社団法人東京都映画協会編、1984年8月)という資料で、その中に、都映協が設立した1950年から1984年までの制作した作品の題名が年表の形で並んでいます。この後に続くものとして、『映画目録...

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東京都教育映画コンクール

だいぶ時間が空いてしまいました。すみません。谷根千<記憶の蔵>で月1回、毎月第2土曜日に文京区アカデミー文京が所蔵する16ミリフィルムを見る「蔵の試写会」を行っています。その流れで、いろんな教育映画、記録映画の賞の受賞作品を分かる範囲で調べて「蔵の試写会 上映記録」に掲載する作業をしています。こちらにあげている参考資料をもとにしていますが、今回は「東京都教育映画コンクール」の受賞作品を一覧にしてみまし...

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東京アグファ現像所

前回の記事「アグファカラー」からの続きで、東京アグファ現像所を地図で探してみることにしました。『映画技術』32号(1953年8月25日発行)に載っていた、「目黒区大崎町」をたよりに、目黒区と品川区の住宅地図を見たのですが、「大崎町」という住所はなく、目黒川沿いじゃないかな、というボンヤリした予測を立てて、川沿いに「大崎」のつく町をたどったのですが、これもなし。「五反田」に広げても見つからない・・・ただ漫然...

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アグファカラー

アグファカラーのW8の箱とリールです。これを見た時は、「ワーッ」ってなるほど、本当にうれしかったです。アグファカラーのW8フィルムが国内で発売されたのは、1961年1月のことのようです。まだ発売記事を見つけられていないのですが、以下に使用記がありました。『小型映画』1961年3月号 飯塚重常「アグファ―・8ミリカラーテスト記」『8ミリ 小型シネマンスリー』1961年3月号 師岡宏次「アグファ・カラーを使用して」『8ミリ...

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富士ネオパン16ミリ・8ミリの発売時期

あまり細かいことにこだわり過ぎるのはよくないと思うのですが、でも知りたい・・・ので、富士フイルムのネオパン16ミリ・8ミリフィルムの発売時期について調べてみました。そもそもは、前に書いた「続 さくらU.S.パンクロの発売時期」で引用した『映画技術』24号(1952年10月発行)に、「11月初旬を期して富士フィルムの反転用フィルム「ネオパンS」が16mm及び8mm両サイズに亙って発売されることになった。」と載っていたこ...

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六和みのりフィルム

『小型映画』などを読んでいると、W8の時代はいろんなフィルムの記事や広告を目にします。いつかきちんとまとめてみたいのですが、その前にちゃんと調べたいのが六和の「みのりフィルム」です。六和について、印刷図書館のブログで知ることができました。ありがたい・・・印刷図書館倶楽部ひろば 団塊世代に懐かしのライトパンフィルム、みのりフィルム小西六の社史『写真とともに百年 普及版』に、「小西六および富士写真フイル...

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ヒノマルフィルム

弊社は、もとはNPO法人映画保存協会の小型映画部から独立して今に至っています。8ミリの箱を集めるのは、その頃からしていました。フィルムを撮影した年代が、箱からでもわかるようになったら、という気持ちから始めたことです。その時に、今回のヒノマルフィルムの箱を見ることができました。画像はこちらに掲載されています。ヒノマル Hinomaru戦前の『キネマ旬報』には、毎号ではないのですが、「アマチュア映画欄」のページが...

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戦時下の小型映画

なかなか調べものをする時間がなくて、記事を投稿できませんでした。引き続き、小西六さくらのことを知りたくて、同じ時代をグルグルと回っていますが、その過程で、日本小型映画協会が発行していた雑誌『小型映画』を見ることができました。日本小型映画協会のことは小西六の社史にも載っていました。それ以前に存在していた、さくら小型映画協会、オリエンタルシネマ協会、日本パテ―シネ協会などを統合して1940年10月に発足した...

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続々 さくらU.S.パンクロの発売時期

前の記事はこちらです。>さくらU.S.パンクロの発売時期>続 さくらU.S.パンクロの発売時期写真の雑誌は1946年1月に復刊しているアルスの『CAMERA』を見ることにしました。1952年から遡っていけば、何か出てくるかも、と思っていたら、これまで考えていたことがどんどんひっくり返っていく結果になりました。最初に気がついたのは、銀座さくら屋の広告です。取扱品目に「さくらシネフィルム」が出てくるのは、1951年1月号が最初で...

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続 さくらU.S.パンクロの発売時期

前の記事はこちらです>さくらU.S.パンクロの発売時期見たいと思っていた資料のひとつ、『NACSAニュース』をやっと読むことができました。いろんな図書館の司書の方にお世話になって、本当に感謝です。おかげさまで、国立映画アーカイブの図書室にたどり着くことができました。最初に設定した発売時期の上限と下限(1952年8月頃~1953年10月頃)に従って、1952年から1954年に発行されている分を見たところ、「さくらU.S.パンクロ発...

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フジの緑なし

W8時代のフジの箱は、多分これで終わりになります。でも、ここのところフジの箱の記事をあまり書けないできました。それには理由がありまして、どうしてもよく分からない点があるのです。それで、こんな題名をつけているのですが、フジの8ミリ箱・リールともに、コーポレートカラーである緑がない時代があります。その最初が、こちらのキューピーの箱だと思います。 裏面も、リールも緑ではありません。 ...

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瓜生精機のシネマックス8

写真の雑誌をいろいろ見る機会が増えたので、一緒に国産初の8ミリカメラ、瓜生精機のシネマックス8についても、記事を探しました。瓜生精機の来歴については、『小型映画』1962年11月号の「メーカーめぐり」で知ることができました。発足は1937年7月、もとは民間航空機の計器を担当していたそうです。戦後の1947年に事業を転換して医療機器を製造販売する一方で、8ミリカメラの研究を始めたとのこと。その最初のカメラ、シネマック...

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さくらU.S.パンクロの発売時期

戦後発売された小西六さくらの8ミリフィルム、さくらU.S.パンクロの箱で、一度きりしか見たことのない箱があります。 『小型映画』1956年7~10月号の小西六の広告に、ほぼ同じデザインの16ミリリバーサルの箱が載っているので、黄色と緑の箱になる前の、再発売当初の箱なのかな、と思います。そのことが載っている記事や広告を見てみたい、と思いはじめて、どのあたりに出てきそうなのか、上限と下限を決めようと、いくつか写...

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さくら8ミリフィルムのロゴ

さくら8ミリフィルムは一時期、独自のロゴを持っていたみたいです。最初はこのメガホン型です。 (『小型映画』1958年5月号より)雑誌広告では『小型映画』、『8ミリ 小型シネマンスリー』とも、1958年5月号に初めて出てきます。このメガホンの外側の線が、1959年2~3月号から曲線になって、ノック式のボールペンの先のような形になります。メガホンやペン先の中の文字は、「さくらシネフィルム」、「さくらフィルム」、「さ...

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富士フイルムのロゴ その2

フジの8Z4箱の次は、多分この赤ちゃん箱だと思います。  この箱には、これまでのフジの8ミリ箱とは違う特徴がいくつかあります。(1)機材が載っていない表にも、裏にも、フジの8ミリカメラや映写機は掲載されていません。そのため、年代を特定するのが難しかったのですが、(3)に助けられました。(2)カラーは赤、は変わらないが、白黒が黄色から青に変わっているこれまで、文字や箱の帯の部分の色は、カラー=赤、白黒=...

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プロフィール

kogatasha0808

Author:kogatasha0808
文京区千駄木で活動しているコガタ社と申します。
ご家庭や地域で保管されている8ミリ・16ミリフィルムを中心に、状態や内容の調査、機材貸出・メンテナンスなどをお引き受けしています。
ここでは、主に小型映画について時おり調べたことを書いていきたいと思います。

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